麦茶とハトムギ茶の違い

先日患者さんと話していて、麦茶とハトムギ茶は違う、という話になりました。ハトムギ茶に変えたら便通がよくなったと。

どちらも同じイネ科で似たような名前ではありますが、
麦茶の原料はオオムギ、ハトムギ茶の原料はハトムギであり、全く別物です。

麦茶に使うのはオオムギの種子。
そのオオムギの種子を煎って煎じたものが麦茶です。
ちなみにオオムギを発芽させたものを麦芽といい、漢方薬でも用いられています。
他にもオオムギはビール、みそ、しょうゆ、焼酎などの原料として広く利用されています。

私の調べたところでは、
麦茶の原料のオオムギの現代医学的効能は、
胃の粘膜を保護し、消化分解を促進する作用
アルキルピラジンによる血液粘度を低下させる作用
p-クマル酸による抗酸化作用
GABAや食物繊維が豊富
カフェインやタンニンを含まない
があるようです。

なんだか色んな成分を含む麦茶にはすごい効能があるように見える。。。

そして、オオムギの東洋医学的効能は
寒熱は涼性(微温性という書籍もあり)
五味は甘・鹹
体にこもった余分な熱を冷ます
胃腸の機能を回復する
利尿
整腸して食滞を解消する。

麦茶が夏によく飲まれている理由が分かります。。。

一方、ハトムギの現代医学的効能は
米や小麦の2倍のたんぱく質を含み、ミネラルも食物繊維も豊富。
ハトムギに含まれるコイクセノイドは抗腫瘍作用があり、癌などの腫瘍に対して抑制の効果があることが認められているそうです。

ハトムギに腫瘍を抑制する効果があるとは初耳でした。。。

またハトムギの種皮を除いた成熟種子は、漢方でヨクイニンという生薬としても用いられています。
ハトムギの東洋医学的効能は
寒熱は涼性
五味は甘・淡
生では、余分な熱を冷まし余分な水分を排出してくれます。
焙煎すると、胃腸の働きを高めて下痢を止める効果があります。

お茶にする過程で焙煎や天日干しなどがあるので効能も少し変わるでしょうが、
オオムギとハトムギを比べると
ハトムギの方がより胃腸の働きを高め余分な水分を排出する効果があると考えられます。

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