症例 コロナ後遺症
症例・コロナ後遺症(動悸・焦燥感)
40代女性
初診:20xx年12月
同年1月にコロナウィルス罹患。
発熱、咽喉痛、無汗、強い悪寒。
1週間で症状治癒するも、急に動悸がするようになる。
心電図は問題なし。
現在は、飛行機内やトンネル内など密閉空間で胸が苦しくなる。飛び出したい焦燥感を感じる。
【診断・治療】
精神的抑鬱などにより本来のびやかに流れる性質の肝気が鬱し、心にも波及した状態とみました。
1か所に鍼をして、15分置鍼。
その後、前歯の締め付け感がなくなったとのこと。美容院で目を覆われるのも大丈夫だったそう。
【経過】
2診目も同様に1穴に置鍼。
飛行機や電車内など乗り物では症状でなくなる。
子供を怒ったときに症状が少し出る。
3診目も同様に1穴に置鍼。
症状ほぼ出ていない。
以降も間隔をあけて鍼灸治療を継続しています。
コロナ後遺症といっても様々な症状を呈しますし、同じ症状でも患者さんによって病因が異なることもあります。
コロナ後遺症など気になる症状がありましたら、一度ご相談ください。