学会や勉強会に参加して
ここ最近、オンラインでの学会や勉強会に参加しています。
学会は全日本鍼灸学会。
勉強会は医師を交えた鍼灸師の医療連携症例検討会など。
所属する鍼灸学術団体のe-ラーニングもちょこちょこ勉強を進めながら。
やっぱり会場で講演を聴いたり、話し合ったりするのが一番ですが、オンラインもとても勉強になります。
色々参加してみて私が思ったのは、
東洋医学と西洋医学の違いをわきまえてお互いを理解し尊重することの大切さと、鍼灸師として学術を上げる努力を怠らないこと。
私が鍼灸師を志した10年ほど前と比べると、現在の方が患者さんも東洋医学に興味を持っている人が増えていますし、医師の中にも東洋医学に関心のある人が増えているように思われます。
それは患者さんにとって素晴らしいことだと思います。
東洋医学を学ぶ医師が増えれば、医師と鍼灸師の連携がとれやすくなり、鍼灸師としては医師に説明できる学術レベルやコミュニケーション力が必要とされるでしょうし、もしかしたら医師が鍼灸診療をして治すようになるかもしれません。
鍼灸師の中でも様々な流派や考え方があります。
それぞれの考え方でそれぞれの患者さんの体調管理に寄与しているのが現状なのだと思います。
私自身も治療院でアルバイトをしていたとき、同僚に違う流派の先生がいて、互いの考え方や鍼灸施術の仕方を話し合うことで、自分自身学びになりましたし、自分の中で分かってなかったことが明確になったという経験があります。
頭では分かったように思っていても、説明しようとすると言葉で言い表せないことがよくあります。理解できてなかったんですよね。
今後も鍼灸師の間で様々な議論がされていくでしょうし、鍼灸業界も変わっていくのかもしれません。
他人事とはせずに、自分が行っている鍼灸についても相手に分かりやすく説明できるように理解を深めることが大事ですね。
私個人としては、医療者としての自覚と責任をもって、日々患者さんがより良くなるように、東洋医学、鍼灸医学の勉強を進めていくばかり。
それにしても、医師の先生方の頭の回転の速さ、すごいです。
鍼灸師の先輩方もそうですが。
これは勉強量の違いなのか、持って生まれた資質なのか。。。
前者と思って勉強するしかないですね。