治療方針

鍼灸治療は、2千年以上も古くから受け継がれている伝統医療です。

”人と自然は深く関係している”
”それぞれの臓器は相互に影響しあっている”
”心と体は一体である”
などの考えが根底にあります。

鍼灸治療は、一人一人の本来持っている治癒力を引き出します。

当院では、伝統的な東洋医学の理論に基づき、鍼灸治療を行っております。

痛いところに鍼をするのではなく、初診時に2時間ほどかけて症状や体質についてじっくり伺い、全身(脈・舌・腹部・背部・手足)を診察します。

そして、症状の根本を東洋医学的に追求し、少数(1本~3,4本)の鍼で治療を行います。

初診の治療後には、どうして症状が起きているのか、東洋医学的にみた症状の原因を説明し、治療方針についてお話しております。分からないことなどがありましたら、お声がけくださいませ。

使用する鍼灸の道具

 

鍼はすべて完全に滅菌消毒された使い捨てのものを使用しておりますので、安心して治療をお受け下さい。

痛いところに直接鍼をするのではなく、一人一人に効果のあるツボを選んで1本づつ丁寧に鍼をしていきます。

そのため、体に刺す鍼の本数は、1、2本、多くても3、4本ほどです。

古代鍼

刺さない鍼です。

敏感な子どもや女性には、刺さずに肌にかざすだけの鍼をすることがあります。

もし不安な方はお声がけください。

 

打鍼

主に腹部に用います。敏感な子どもや女性に行うことが多いです。

金や銀、ステンレス、真鍮などの金属を腹部にあて、コンコンと小槌をならします。

痛みはなく気持ちのいい治療です。

お灸にも様々な種類があります。

お身体の状態などにより灸も使い分けますが、

どれも心地よい温かさを感じるものですので、ご安心ください。